「賃貸vs購入」や「マンションvs戸建て」どっちがいい?独身・結婚・老後で変わる?

「賃貸vs購入」や「マンションvs戸建て」どっちがいい?独身・結婚・老後で変わる? 不動産

「賃貸」と「購入」のメリットとデメリットとは?

「賃貸」 vs 「購入」 そして、「マンション」 vs 「戸建て」このそれぞれの両者は永遠のライバルであり、どちらも正解であります。今回は、そんなそれぞれの両者のメリット・デメリットについて解説していきます。

賃貸のメリット

  • 住み替えがカンタン
  • 修繕積立金等の家賃とは別の費用がかからない
  • 災害で住居にダメージが起きても、資産の目減りにはならない

賃貸のデメリット

  • 家賃を払い続けても資産にならない
  • 老後も家賃を払い続けなくてはならない
  • 部屋の間取り変更といったリノベーションが行えない

購入のメリット

  • 借り入れが終われば、不動産という資産が手に入る
  • 団体信用生命に加入すれば、ローン支払い中は生命保険の節約が出来る
  • 自分のライフスタイルに合わせた間取りに変更できる

購入のデメリット

  • 住み替えがカンタンではない
  • 家賃にはない管理費、修繕費、固定資産税等の費用がかかる
  • 災害で住居にダメージが起きたら、資産の目減りになる

「賃貸」と「購入」の比較シミュレーション

同立地にあり、殆ど同じ条件の分譲住宅とUR住宅を比較 2020年10月
分譲マンションの購入時の価格4,000万円 ローン期間35年 固定金利1.2%
FP 服部
FP 服部

毎月の負担額は、分譲マンションとUR住宅で比較すると、ほとんど変わらない事がわかります。

意外です!でも家を購入する場合、初期費用で大きなお金が必要になりますよね。長い人生で考えると、どちらが住宅費用を抑えられるのですか?

40歳でマンションを購入したケースと40歳からずっと賃貸に住むケース 100歳まで生きたら?

購入と賃貸 比較
35年間の家賃、管理修繕費。固定資産税の金額変わらないと想定したシミュレーション
FP 服部
FP 服部

同じ住居に60年間住み続けるという事を前提にすれば、期間が長くなれば、長くなるほど両者の差は広がります。

結構違いますね!この数字の差は大きい!

時代の変化、家庭環境の変化、働き方の変化等、長い人生では様々な変化が起きますので、このシミュレーションだけで、判断することは出来ません。住宅を購入するか否か、お金の面で損得を考えることは大切ですが、個人的には感情面での満足度を考慮してほしいです。

感情面での満足度?

FP 服部
FP 服部

自宅を購入すると、自分のライフスタイルに合わせた、間取りや設備にして、快適な空間を作ることが出来ます。私は、自宅で過ごす時間が大好きです!購入して8年が経過しますが、今でも毎日、自宅で過ごす時間に満足しています。ここには損得勘定はありません。

そうですね!私はコロナ禍の自粛生活、その後のテレワークと環境が変化していることから、自宅の在り方が「休む空間」から「生活する空間」に変わりました。毎日素敵な時間が過ごせる自宅。。。最高ですね!!

「マンション」と「戸建て」のメリットとデメリットとは?

マンションのメリット

  • セキュリティ体制がしっかりしている
  • 玄関の鍵1本で自宅が管理できる
  • エントランス等の共用部分は自分で掃除する必要がない
  • 鉄骨鉄筋コンクリート構造が多く建物が頑丈
  • 気密性が高く冷暖房がよく効く
  • 想定外が起きた時に、売りやすく、貸しやすい

マンションのデメリット

  • 家が狭い
  • 上下左右の住人と、音のトラブルが起きる事がある
  • 大きな物や、重いものを自宅まで運ぶのが面倒
  • 駐車場を確保できないケースがある

戸建てのメリット

  • 家が広い
  • 庭を作れる
  • 間取りだけでなく、建物構造からオーダーメイド出来る
  • 近隣住民と音のトラブルが起きずらい
  • 敷地内に駐車場を用意できる

戸建てのデメリット

  • 玄関に加えて各部屋の窓の施錠と管理に手間がかかる
  • セコムやアルソックセ等のキュリティ体制を自分で手配、負担しなくてはならない
  • 修繕が必要な場合、自分で手配、負担しなくてはならない
  • 部屋が広いため、光熱費が多くかかる
  • 想定外が起きた時に、マンションに比べて売りずらく、貸しにくい

住宅購入を選ぶときの目的別最低条件

住居目的

  • 想定外が起きても、ローンの支払いが出来る予算内で購入する
  • 資産性を優先できない場合は、ずっと住み続けられる物件を購入する

投資目的

  • 1~2パーセントの金利上昇に耐えられるマネープランを作る
  • 30%の家賃下落しても耐えられるマネープランを作る

セカンドホーム目的

  • 維持費が安い
  • 月に一度は利用する

購入するのは何歳がいい?

不動産はいつ購入するのがいいんですか?

FP 服部
FP 服部

難しい質問ですね。。。
仕事の環境、家庭環境は人それぞれ違うので、正解はありません。ただ、完済することを前提に考えると、早い方がいいです。

完済を前提としないことなんてあるんですか?

FP 服部
FP 服部

住宅ローンには団体信用生命保険が付加されいるため、死亡した場合は保険金でローンの残債が相殺されます。例えば固定金利で最長の79歳までのローンを組んで、それまでにお亡くなりになると、ローンの支払いが免除されて、家族に不動産を残すことが出来ます。お亡くなりになるタイミングは誰にもわかりませんが、固定金利であれば金利上昇のリスクがないので、家賃だと思って、ゆっくり返済すれば良いという考え方もあります。

なるほど。。。

FP 服部
FP 服部

ただ、一般的には、65歳の定年前に支払いを終えるために、30歳前後で不動産を購入する人が多いです。

  • 35年の住宅ローンを組めるリミット → 44歳(79歳完済)
  • 65歳の定年退職時に35年ローンを完済するためのリミット → 30歳(65歳完済)

まとめ

今回の題名「賃貸vs購入」や「マンションvs戸建て」どっちがいい?独身・結婚・老後で変わる?に正解はありません。人それぞれ。家庭や仕事の環境が違い、考え方も違います。つまり、正解を出すこと自体がナンセンスです。

FP 服部
FP 服部

正解はありませんが、私の選択は購入マンションです。

購入を選択したのはなぜですか?

FP 服部
FP 服部

家は毎日過ごす場所なので、快適な空間にしたかったからです。自宅を購入してから8年が経過しましが、今でも、自宅で過ごす時間に満足しております。資産性のある物件を選んだことで、お金の面でも、8年間、賃貸に住む選択と比べて、1,000万円以上の差が出てます。

それは良いですね!!
ではマンションを選択した理由を教えてください!

FP 服部
FP 服部

私の希望する、立地(駅から徒歩5分以内)、価格(多少収入が落ちても返済可能な金額)、流動性(売りやすい、貸しやすい)の3つの要因を満たせる不動産は。戸建てではなく、マンションでした。

今回も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
「賃貸vs購入」や「マンションvs戸建て」は、感情面とお金の面の2つの角度から考えると、自分に合った選択が出来ると思います。

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