「賃貸」と「購入」のメリットとデメリットとは?
「賃貸」 vs 「購入」 そして、「マンション」 vs 「戸建て」このそれぞれの両者は永遠のライバルであり、どちらも正解であります。今回は、そんなそれぞれの両者のメリット・デメリットについて解説していきます。
賃貸のメリット
- 住み替えがカンタン
- 修繕積立金等の家賃とは別の費用がかからない
- 災害で住居にダメージが起きても、資産の目減りにはならない
賃貸のデメリット
- 家賃を払い続けても資産にならない
- 老後も家賃を払い続けなくてはならない
- 部屋の間取り変更といったリノベーションが行えない
購入のメリット
- 借り入れが終われば、不動産という資産が手に入る
- 団体信用生命に加入すれば、ローン支払い中は生命保険の節約が出来る
- 自分のライフスタイルに合わせた間取りに変更できる
購入のデメリット
- 住み替えがカンタンではない
- 家賃にはない管理費、修繕費、固定資産税等の費用がかかる
- 災害で住居にダメージが起きたら、資産の目減りになる
「賃貸」と「購入」の比較シミュレーション
毎月の負担額は、分譲マンションとUR住宅で比較すると、ほとんど変わらない事がわかります。
意外です!でも家を購入する場合、初期費用で大きなお金が必要になりますよね。長い人生で考えると、どちらが住宅費用を抑えられるのですか?
40歳でマンションを購入したケースと40歳からずっと賃貸に住むケース 100歳まで生きたら?
同じ住居に60年間住み続けるという事を前提にすれば、期間が長くなれば、長くなるほど両者の差は広がります。
結構違いますね!この数字の差は大きい!
時代の変化、家庭環境の変化、働き方の変化等、長い人生では様々な変化が起きますので、このシミュレーションだけで、判断することは出来ません。住宅を購入するか否か、お金の面で損得を考えることは大切ですが、個人的には感情面での満足度を考慮してほしいです。
感情面での満足度?
自宅を購入すると、自分のライフスタイルに合わせた、間取りや設備にして、快適な空間を作ることが出来ます。私は、自宅で過ごす時間が大好きです!購入して8年が経過しますが、今でも毎日、自宅で過ごす時間に満足しています。ここには損得勘定はありません。
そうですね!私はコロナ禍の自粛生活、その後のテレワークと環境が変化していることから、自宅の在り方が「休む空間」から「生活する空間」に変わりました。毎日素敵な時間が過ごせる自宅。。。最高ですね!!
「マンション」と「戸建て」のメリットとデメリットとは?
マンションのメリット
- セキュリティ体制がしっかりしている
- 玄関の鍵1本で自宅が管理できる
- エントランス等の共用部分は自分で掃除する必要がない
- 鉄骨鉄筋コンクリート構造が多く建物が頑丈
- 気密性が高く冷暖房がよく効く
- 想定外が起きた時に、売りやすく、貸しやすい
マンションのデメリット
- 家が狭い
- 上下左右の住人と、音のトラブルが起きる事がある
- 大きな物や、重いものを自宅まで運ぶのが面倒
- 駐車場を確保できないケースがある
戸建てのメリット
- 家が広い
- 庭を作れる
- 間取りだけでなく、建物構造からオーダーメイド出来る
- 近隣住民と音のトラブルが起きずらい
- 敷地内に駐車場を用意できる
戸建てのデメリット
- 玄関に加えて各部屋の窓の施錠と管理に手間がかかる
- セコムやアルソックセ等のキュリティ体制を自分で手配、負担しなくてはならない
- 修繕が必要な場合、自分で手配、負担しなくてはならない
- 部屋が広いため、光熱費が多くかかる
- 想定外が起きた時に、マンションに比べて売りずらく、貸しにくい
住宅購入を選ぶときの目的別最低条件
住居目的
- 想定外が起きても、ローンの支払いが出来る予算内で購入する
- 資産性を優先できない場合は、ずっと住み続けられる物件を購入する
投資目的
- 1~2パーセントの金利上昇に耐えられるマネープランを作る
- 30%の家賃下落しても耐えられるマネープランを作る
セカンドホーム目的
- 維持費が安い
- 月に一度は利用する
購入するのは何歳がいい?
不動産はいつ購入するのがいいんですか?
難しい質問ですね。。。
仕事の環境、家庭環境は人それぞれ違うので、正解はありません。ただ、完済することを前提に考えると、早い方がいいです。
完済を前提としないことなんてあるんですか?
住宅ローンには団体信用生命保険が付加されいるため、死亡した場合は保険金でローンの残債が相殺されます。例えば固定金利で最長の79歳までのローンを組んで、それまでにお亡くなりになると、ローンの支払いが免除されて、家族に不動産を残すことが出来ます。お亡くなりになるタイミングは誰にもわかりませんが、固定金利であれば金利上昇のリスクがないので、家賃だと思って、ゆっくり返済すれば良いという考え方もあります。
なるほど。。。
ただ、一般的には、65歳の定年前に支払いを終えるために、30歳前後で不動産を購入する人が多いです。
- 35年の住宅ローンを組めるリミット → 44歳(79歳完済)
- 65歳の定年退職時に35年ローンを完済するためのリミット → 30歳(65歳完済)
まとめ
今回の題名「賃貸vs購入」や「マンションvs戸建て」どっちがいい?独身・結婚・老後で変わる?に正解はありません。人それぞれ。家庭や仕事の環境が違い、考え方も違います。つまり、正解を出すこと自体がナンセンスです。
正解はありませんが、私の選択は購入でマンションです。
購入を選択したのはなぜですか?
家は毎日過ごす場所なので、快適な空間にしたかったからです。自宅を購入してから8年が経過しましが、今でも、自宅で過ごす時間に満足しております。資産性のある物件を選んだことで、お金の面でも、8年間、賃貸に住む選択と比べて、1,000万円以上の差が出てます。
それは良いですね!!
ではマンションを選択した理由を教えてください!
私の希望する、立地(駅から徒歩5分以内)、価格(多少収入が落ちても返済可能な金額)、流動性(売りやすい、貸しやすい)の3つの要因を満たせる不動産は。戸建てではなく、マンションでした。
今回も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
「賃貸vs購入」や「マンションvs戸建て」は、感情面とお金の面の2つの角度から考えると、自分に合った選択が出来ると思います。
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